「足が遅くても運動会は好き」
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羽生さんの金メダル。
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素晴らしかったです。
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右足首を大怪我し、ジャンプの後の着氷。体にかかる負担は相当ですね。足首が全く動かない状況になったと本人も言ってましたから、相当「不安」だったと思います。
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私は小学校の頃は足が遅かったので運動会はとても嫌いでした。
徒競走の時にスタートラインに立つと、心臓がドキドキして体が硬直します。そしてピストルが鳴って、どんどんどんどんみんながゴールに近づいていき、私は取り残されていきます。私のゴールしたときには、もう私の後には誰も走っていませんでした。
家族の人や近所のおばさん、同級生や下級生みんなが僕のことを見ています。
本当に徒競走が嫌いでした。
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(だったら練習を頑張ればいいんですけど、練習すれば足が速くなるということが、どうしても信じられなかったんです。)
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徒競走で走ることがとっても「不安」でした。
失敗するイメージを持っていた私は、走る前から不安になったんです。
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不安は誰にでもあります。
自分がイメージしている結果、望んでいる結果にならなかった時、辛いので不安になるのは当たり前です。
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負けるのが嫌だったんじゃないんです。
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一番嫌だったことは「笑われる」ことだったんです。
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人に嫌われるのがとても怖かったです。
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でも、人が自分のことを嫌いになるかならないかはその人の選択です。人に嫌われなくなる方法と言うものは、ありえないです。
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私は人に嫌われたくないと言う思いがあったので、いろんなことに恐れがありました。
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しかし今は恐れがなくなりました。
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なぜならば、
私は人の行動をコントロールできないことが理解できたからです。
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なので人から嫌われないようにする。
ではなくて、
人を嫌わないようにする。
というように矢印を相手から自分に向けるようにしました。
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すーっと気が楽になりました。
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すべての人から好かれるのは不可能です。
全ての人を好きになることは可能です。
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矢印を向ける方法を変えることで、より良い人間関係を作っていきたいなと思いました。
