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浜松市の美容室はカミキリベヤ

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17年10月12日

白髪染めっていつごろからすればいいの?

最近ちらほら白髪が目立つようになってきたんだけど・・・

「白髪染めっていつごろからすればいいの」とか「仕上がりを明るくしてほしいんだけど」などいろいろリクエストや質問を頂きます。
「最近白髪が染めてもすぐに色が持たない」「暗く染められてしまった」そんなお悩みも多いのが
「白髪染め」そんなお悩みにお答えます。

カラーってどうして染まるのかご説明します
◇白髪ってそもそもどんな状態?

◇ブリーチとは

◇白髪染めとは

◇カラーとは




◇白髪ってそもそもどんな状態?
髪の毛の色を決めているのは「メラニン色素」です。 メラニン色素には2種類あって①黒いメラニン色素、②白いメラニン色素です。 
黒髪は黒いメラニンが髪の毛の中に100%入っている状態です。
白髪は白いメラニンが髪の毛の中に100%入っている状態です。
赤毛は黒いメラニン、白いメラニンが髪の毛の中に50%入っている状態です。
(ちなみに、金髪は黒いメラニンが10%白いメラニンが90%入っている状態です。)


◇ブリーチとは
黒いメラニンをブリーチ剤の力で色を脱色して明るい色メラニンに変化させることを「ブリーチをする」と言います。
メラニンのバランスを 【黒いメラニン、明るいメラニンのバランスをそれぞれ50%入っている状態】(※1)にすることで赤毛にします。

これは「カラースケール」というもので レベル 5~15を示しています。
もともと 日本人(黒髪)は レベル5です。 ブリーチしていくと明るくなっていきます

(※1)
「黒いメラニン50%、明るいメラニン50%」はレベル10です


BEFORE
AFTER

 
 




◇白髪染めとは
白いメラニンをカラーリング剤の力で黒い”人工”メラニンに変化させることを白髪染めと言います。
この時、入れる人口メラニンの色(明るさ)で仕上がりが違います。
*黒い人工メラニン ➡ 真っ黒
*やや明るい人工メラニン ➡ こげ茶の髪
*明るい人工メラニン ➡ 金髪
BEFORE
AFTER
 
 



◇カラーとは
黒いメラニンをブリーチしながら同時に人工メラニンを入れることをカラー(カラーリング、おしゃれ染め)といいます。
この時、入れる人工メラニンの色(明るさ)で仕上がりが違います。
BEFORE
AFTER
 
 


◇おさらい
注目してほしいのは、「カラー毛」と「白髪染め」の違いです。
カラー毛は 黒髪(※1)をブリーチしながら染料を補給して 好きな色にします。
白髪染めは 白髪(※2)に染料を補給して 好きな色にします。


(※1)ここでいう「黒髪」とは 黒いメラニン100%です
(※2)ここでいう「白髪」とは 白いメラニン100%です



ここからが「白髪染めっていつからすればいいの?」の答え合わせです(笑)

「グレイヘア」の白髪染めをする場合「補給」する染料で仕上がりが違います。
 明るい染料を補給すれば 明るい仕上がり
 暗い染料を補給すれば 暗い仕上がり
 その中間の染料を補給すれば 自然な仕上がり になります。  

 しかしここで一つ 物理的な”問題”があります。

 補給する人工メラニン「レベル10」を 白髪に入れても 仕上がりは「レベル15」になります。
 要するに、補給するレベルよりも 明るくしか染めれないのです。   下の図を参照。



◇カラーも補給する色とブリーチをどのくらいするかによって仕上がりが違います
 明るくブリーチして 明るい染料を補給すれば 明るい仕上がり
 ほどほどにブリーチして やや明るめの染料を補給すれば 自然な仕上がり
 暗くブリーチして 暗い染料を補給すれば 暗い仕上がり になります。      下の図を参照。

 ◇グレイヘアを染める場合は下のようになります。
下の図は「仕上がりのレベルは”6”」です。

ブリーチを少しして、人工メラニンをしっかりと入れます。(ブリーチレベル8、補給メラニン8)

この場合、白髪のパーセントにあまり影響はありません。


グレイヘアを明るく染める場合は下のようになります。

ブリーチをレベル12して、人工メラニンを+4補給した場合 希望の明るさは「レベル8」

*グレイヘア①白髪のパーセントが10%の場合は 問題なく染まります。
*グレイヘア②白髪のパーセントが30%の場合は イメージよりも白髪の分だけ明るく染まります。
 白髪がしっかりと染まっていなくて、キラキラと光って「染まっていない」印象になります。
(でも、暗いよりはいいという人はこれでOKの方も多いです)
*グレイヘア③白髪のパーセントが50%の場合は 全く染まっていないという印象です。
 ほとんどの場合は「無料でお直しをする」ことになります。 よって、私達は前もって
「全く染まりませんがよろしいでしょうか?」と確認致してから施術します。

ここで 勘のいい人は気づいたと思います。

そうです 先ほど「カラーリング」の際に見て頂いた図をもう一度ご覧下さい。(自然な仕上がりのカラーのところ)

そうです!

下の図で使った薬剤も、先ほどカラー使った薬剤も 同じものを使っています。

結論。

「白髪染め」というカラー剤があるわけではなく カラーは一緒で 白髪がもともとどのくらいあるか、
求めるご希望の明るさはどういう仕上がりか?によって調合の仕方を変えているのです。

捕捉:ご自身の白髪のパーセンテージが多い場合は やはりやや暗めに染めることをお勧めしております。人工メラニンは
   補給明るさによって持ち具合が違います。 暗い人工メラニンは長持ちいたします。 (明るい人工メラニンはすぐ退色します)